- 投資初心者だから、つみたてNISAで何に投資すべきか教えてほしい。
- 米国株式だけ買えばいいって聞いたけど、本当?
- 来年から新NISAが始まるけど「これだけ買っておけ」という銘柄はある?
このような悩みにお答えします。
結論から言うと、投資初心者は全世界株式インデックスファンドを買うのがオススメです。
その中でも、特に「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」がオススメです。
オールカントリー(オルカン)は万人にオススメな最強銘柄です!
本記事では、投資初心者こそeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に投資すべき理由を解説してきます。
ミチクサ夫婦は新NISAでオルカンをメインに投資していく予定!
「つみたてNISAの銘柄選びで失敗したくない!」という方は、以下のリンクからどうぞ!
初心者さんにわかりやすくを
モットーに発信しています👍
●貯金ゼロ→結婚3年で資産1300万円を達成
●投資歴6年目の夫が編集者(監修者)
●新NISA、仮想通貨、クラファンに
1000万円以上を投資中
>>詳しくはコチラ
オルカンとは?
オルカンとは「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」という投資信託の名前の略です。
この投資信託の目的は、日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指すこととなっています。
この投資信託の投資対象が、世界全体になっているということです!
オルカンは投資家からの評価が高く、買付ランキングでは上位にランクインしています。
楽天証券では3位、SBI証券では2位です!
また「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」を4年連続で受賞しています。
個人投資家からの評価も、非常に高い投資信託であることがわかりますね!
オルカンに投資するメリット
まずオルカンに投資するメリットは、以下の3つです。
それぞれわかりやすく説明していきます。
オルカン1本で全世界の株式にまとめて投資できる
オルカンは「MSCI ACWI」という指数への連動を目指したインデックスファンドです。
MSCIとは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社のこと
ACWIとは、オール・カントリー・ワールド・インデックスの略のこと
MSCI ACWIは、モルガンスタンレー社が作ったACWIという指数だよ!
ちなみに指数とは、投資信託が運用の指標としている基準のことです。
このACWI指数は、以下のような特徴があります。
- 投資対象の国:先進国23ヵ国と新興国24ヵ国の計47ヵ国
- 投資銘柄数:上記した国に上場する約2900銘柄
- 株式市場の時価総額のうち85%をカバー
この特徴を見ると、オルカン1本で世界全体に投資していることがわかります。
将来的に伸びる国や企業を選ばなくても良い
ACWI指数の最大のメリットは、時価総額加重型の指数いうことです。
ACWIとは、時価総額が大きい国や企業に多く投資して、時価総額が小さい国や企業には少なく投資する指数のこと
さらに時価総額が大きい国や企業に自動で投資される設定になっています。
つまり、ACWI指数に投資しておけば、将来的に伸びる国や企業を予想しなくても良いです。
初心者でもほったらかし投資できるよ!
手数料が安いためベンチマークとの乖離が少ない
投資信託を選ぶときに、以下の2つに注意する必要があります。
- 手数料が安いか
- ベンチマークとの乖離が少ないか
同じACWI指数に投資しているのに、購入する投資信託によって手数料や指数との連動が異なるので、確認しましょう。
ACWI指数にベンチマークしている投資信託の手数料とベンチマークの違いをまとめたのが、こちらです。
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式 (オールカントリー) | つみたて 全世界株式 | 全世界株式 インデックス・ファンド |
---|---|---|---|
手数料 | 0.1144% | 0.22% | 0.528% |
ベンチマーク との乖離 | 0.1% | 1.0% | 6.9% |
同じ指数に連動しているのに関わらず、手数料がかなり違います。
この手数料の差が、ベンチマークとの乖離の原因です…。
ACWI指数に連動する投資信託の中でオルカンが最も安い手数料なので、結果的にベンチマークとの乖離も小さくなります。
オルカンに投資するデメリット
たくさんメリットがあるオルカンですが、もちろんデメリットもあります。
そのデメリットは以下の2つです。
それぞれわかりやすく説明していきます。
投資先の6割が米国になっている
2023年2月現在、オルカンの国別投資先はこのようになっています。
米国が全体の6割を占めているね!
また地域別の投資割合は、このようになっています。
日本を含む先進国の割合がおよそ9割です…。
そして現在の組み入れ銘柄の上位10銘柄は、このようになっています。
1位から10位までアメリカ企業が独占してるね!
ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。
- アメリカの割合が全体のおよそ6割
- 先進国が90%、新興国が10%の割合
- 組入れ上位10銘柄はアメリカ企業が独占
このように世界全体に投資しているといっても、9割が先進国でそのほとんどが米国に投資しています。
アメリカ一強の時代が続くと、リターンが少なくなる
オルカンとよく比較されるのが、アメリカ企業の500社に投資する「S&P500」です。
インスタでもこれだけ買っておけばいいってよく見るよね!
1つ目のデメリットで説明したように、オルカンの約6割の投資先は米国になっています。
もしこれからもずっと時価総額が大きい国が米国の場合、米国だけに投資した方がリターンが大きくなります。
ここ10年はS&P500に投資した方がリターンが高いです!
投資初心者こそオルカンに投資すべき3つの理由
ここまでオルカンのメリットとデメリットを紹介してきました。
これらを考えたうえで、投資初心者にこそオルカンに投資すべきです。
その理由は、以下の3つがあります。
それぞれわかりやすく説明していきます。
米国が主役ではない時代があった
「米国一強の時代は、これからも変わらない!」と思っている方もいるのではないでしょうか。
実をいうと、米国一強になったのは最近の話です。
以下の表は、国別・地域別の各年代のリターンを示したものです。
1970-80年代は日本、2000年代は新興国がリターンが高いね!
このことは、これからの未来についても同じことが言えます。
今は米国一強でも、この先何十年も米国一強かは誰にもわかりません。
世界に分散しておくのがオススメ!
米国一強が終わっても対応の必要がない
オルカンは時価総額加重型の指数なので、時価総額が変わると自動で投資先を調整してくれます。
つまり、もし米国一強の時代が終わっても、何もすることはありません。
完全にほったらしだね!
S&P500のような米国のみに投資する場合、米国一強の時代が終わったら買い替える必要が出てきます。
ただ、その10年後にまた米国一強の時代が来るかもしれません。
未来は誰にも予想できません。
そのため、自分で時間を使って次に勝つ国を予想するのではなく、その時の時価総額に合わせて自動投資をしてくれるオルカンが最強なんです。
過去30年間の平均リターンは年率8.3%
最後にACWI指数のこれまでのリターンとリスクを見ていきましょう。
- 過去10年間のリターン:10.1%
- 過去30年間のリターン:8.3%
- 最大損失:2007年から2008年にかけて高値から58%マイナス
→ リーマンショックによる株価暴落 - リスク:11%-20%
過去の実績では、短期的に見るとお金が減るリスクがあります。
しかし、10年以上長期保有すると、平均リターンがおよそ8%になります。
インデックスファンドの平均リターンは3%~5%なので、十分な成績!
ただこのデータはあくまで過去のデータです。
将来も同じようなリターンが絶対に得られるわけではないので、注意してください。
まとめ:初心者こそオルカンがオススメ!
本記事では、投資初心者こそeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に投資すべき理由を解説しました。
オルカンはこの1つで世界全体にまとめて投資できるすばらしい投資信託です。
ここで投資初心者こそオルカンに投資すべき理由をおさらいしましょう。
このオルカンは、ミチクサ夫婦がオススメしている「楽天証券とSBI証券」の両方で購入できます。
「楽天証券とSBI証券どっちがいいのかわからない!」という方は、以下のリンクからどうぞ!
▶結局、どっちがいいの?楽天証券とSBI証券の決定的な違いとは